ラリーシーズンが終わ.ると、群馬で『サイクルRallyフェスタ』が開催されます。
国内トップ選手による同乗走行やトークショー、それにオークションもある盛りだくさんのイベント。
素敵なイベントなので、一度行くともうやめられません。
このオークションで2年連続炭山選手のグローブを落札している私。
ゲットしたときはただ嬉しくて、側にある、私の物♪というだけで満足なのですが、
先日、グッズを整理していて2005年の手袋をまじまじと眺めてみました。
昨年のラリージャパンで使ったグローブは、くたびれて穴まであいています。
なじんだ革は、ステアリングを握りしめたままの形でリアルに残っていて、まるで今しがた
炭山選手が外したようです。
擦れている部分や黒くなっている部分、それ以上に破れた部分などを見ていると、
このラリーで何があったのかが感じ取れる気さえしてきました。
実際、いろんな事があったでしょうし、そういえば…と、思い出して納得した部分もありました。

その横に今度は2004年、柳澤さんがラリージャパンで使ったグローブを並べてみて、
その違いにまたしてもびっくりしました。
ドライビングの違いが、グローブ一つでわかるような気がします・・・。
きっとラリーのことをよく知っている方なら、この選手はこんな運転の仕方をするんだなって
わかるのかもしれません。

オークションのお宝、通称「使用済み手袋」。
このお宝、ジュディーにまた一つラリーを教えてくれたような気がします。




「落札したグローブにサインを頂いているところ♪」

「本当にいいんですか?穴開いてますよ…」と、炭山選手。
良いんです、好きな選手が一生懸命戦った証しですから♪

2004年、炭山裕矢選手がラリージャパンで使用したグローブ。」

【WRC 第11戦 [Rally Japan] 総合16位(N4クラス7位入賞)】 グローブにVサインさせたりなんかしてぇ〜♪
初めて観戦したラリーが「2004年ラリージャパン」。 そのときのグローブですので、ジュディーにはとっても大切な記念の品です。

「2005年、炭山裕矢選手がラリージャパンで使用したグローブ。」


【WRC第13戦 ラリージャパン、SS26でコースアウト・リタイア】
2004年より2005年の方が汚れ方が激しいです。 炭山選手が言っていたとおり穴もあいています。
どうしてなんだろう? リ…リタイヤしたから?(-_-;)
とか思ってグローブを見ていると、読んだことや聞いたことがいろいろ思い出されてきます。
SS25で何かがヒットしたときジャッキアップしてるし、きっといろいろしてるはずだから汚れるよね。
・・・あっ、それに最長50qのSSでバーストしてタイヤ交換もしてた。
そりゃーグローブがこうなってるのも納得です。
今更ながら「お疲れ様。」って感じです。 ・・・・・グローブに言っても仕方ないんですけど。(^_^;)

「2004年、柳澤宏至選手がラリージャパンで使用したグローブ。」

 

【WRC 第11戦 [Rally Japan]総合15位(N4クラス6位入賞)】
なにか炭山選手と比べると、柳澤選手のグローブってとても綺麗なんです・・・。(^_^;)
2005年のは相方任せで落札出来なかったけど、そっちはぶっちゃけ新品だったに違いない・・・。
あっ、でもヤナ様も炭山選手同様50qの最長SSでバーストしてタイヤ交換をしたはずですから少しは汚れてますよね。
で、我が家にある2004年のヤナ様グローブをよくみてみると、表面には炭山選手のグローブにはないポツポツがいっぱいです。
「これって毛玉よね…」毛じゃなくて革だけど、擦れて出来たものです。
コレを見ていてまたふと思い出しました。
確か以前にどこかの雑誌か何かで読んだ記事・・・・、
キャロッセの前社長が柳澤選手の運転を見て、『今までこんなに速くハンドルを回す選手を見たことがない』とおっしゃり、
柳澤選手がキャロッセに来た、と言うような話だったと思います。(間違ってたらごめんなさいです)
ハンドルを高速でクルクル…するドライバーさんだから、こんな毛玉ができるのかも?…とまあ、それは私の勝手な想像です。
でも確かにグローブと靴の裏が車に密着して車が走っているのですよね。 そう考えるとグローブってとても大切。
お尻も密着してますが…、別にお尻で何かをコントロールしているわけではなくて・・・。
ヤナ様のお尻に毛玉出来てたらイヤだし…♪(*^_^*) (そんなバケットシートあるかいッ!)
石原さんがハンマー持って震えながらセッティグしたシートなのにねぇ♪ (完全にそう信じとるやろッ!)
・・・・そんな、数々の妄想に浸っていたある日の私。
まっ、とにもかくにもグローブって、言葉より何より、ただそこにあるだけで雄弁にその一戦の戦禍を物語るようです。m(_ _)m